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01. 金利支援策第2弾、プロセスと期待
02. カテゴリー別　週間☆アクセスナンバーワン！ニュース
（9月7日～9月13日）

セレクト＜見る素材＞

金融情報
03. 噂のうわさ話
DRC(ダナンゴム)
04. サイゴン・街角風景
　　「新・旧の調和｣

01. 金利支援策第2弾、プロセスと期待

必要性

※これはサイゴン証券[銘柄コード：SSI]のグエン・タイン・ハ経済分析部長が
執筆した参考用の記事です。

国家中央銀行や財務省並びに投資計画省は、国家金融政策諮問委員会で
提案された金利支援策第2弾の実施について検討しているが、これについては、
投資家も大いに期待されている。

世界経済は最悪期を脱し、2009年度下半期には主に在庫の消費が強化され
ることで、経済は回復に向かう見通しである。しかし減税や利下げなどの緊急
措置が終了された後2010年度以降も、持続的な成長を遂げるためには、投資
消費活動がしっかりと回復を続けていることが必要となる。

一方で2010年度の輸出成長率、外国直接投資(FDI)成長率は依然低い水準
に留まり、先進国においては、2010年度も引き続き記録的に高い失業率が続く
可能性が高いことが指摘されている。こうしたことからすれば、経済刺激策を引き
続き実施することが必要なことは理解できる。

プロセスと予測内容

金融政策の効果の出現には時差があり、これまでの金利支援策の成果は、
おそらく2010年第1四半期までに出て来るのではないだろうか。そうした意味では、
現在はその次の支援策をどうするかを協議する合理的な時である。最終的に金利
支援策第2弾は、10月に開催される国会での主要議題とされるだろう。

金利支援策第1弾による効果についての調査結果も、発表される予定である。
これは効果的な第2弾を打ち出すために、重要なデータとなるはずである。しかし
逆に言えば、10月までは金利支援策第2弾の詳細な情報は出て来ないかもしれ
ない。

更に2011年以降のGDP成長率を7.5％水準に戻すために、中長期的貸付と連動
した金利支援策第2弾が期待されている。また、中小企業や農業分野など、ダメージ
を受けやすい分野と迅速に回復できる分野が対象とされることになりそうである。形
式としては、財政政策と金融政策とを併用して実施すると見ている。金利支援策は
続けられるものの、支援される金利の比率は減少するだろう。

経済および株式市場への影響

需要刺激策だけでは、経済成長を迅速、かつ安定して加速させることはできない。
持続的な成長を遂げるためには、技術革新、人材開発・インフレの質の向上に努め
なければならない。

中長期的な回復と成長を目指すために、金利支援策第2弾の効果は、確認できる
までに時間がかかるだろう。企業を刺激する度合いは、第1弾ほどではないだろう。

支援策第2弾により、最も高い利益を上げることができるのは、インフラおよび農業
で高い競争力を持つ企業であろう。

対象が縮小されるため、資金投入プロセスは厳密化され、貸付成長率もそれほど
簡単には大幅上昇しないだろう。

しかし、中主企業では、バランスシートが作成できず、基準を満たさないことも多い
ため、融資プロセスを厳粛に行うことも難しくなる。また支援策第1弾での経験を経て、
銀行は貸付の品質を監督をしたことで、経験を積んできたはずである。中長期貸付に
対しては更に慎重になる銀行が多くなるだろう。

このように、貸付対象が縮小し、効果もすぐには確認し難いため、金利支援策第2弾
は、第1弾ほど、株式市場へは影響を与えないのではないだろうか。

Tieu diem, Dau tu chung khoan, 7/9/2009

ANZ(オーストラリア・ニュージーランド)銀行は9月のベトナム経済レポートを発
表した。その中でベトナムは他のアジアの新興国よりも迅速な経済回復を遂げる
が、中国ほどではないとコメントしてる。

ANZ銀行は、中国の経済回復が急速であるのは、経済体制が政府の指導に
よるものであるためとしている。その点ベトナム経済も中国の経済体制に近い
ため、同様に大幅な回復を見せる可能性が高いが、中国のように迅速には
回復できないと予測している。

ベトナムの場合、国際収支のバランスが中国より悪いことが指摘されている。
高い成長を維持するためには、外国直接投資(FDI)や外国間接投資(FII)へ依存
しなくてはならないが、そのFDI・FIIは依然低迷している。

更に・・・・

ドン安進む、最高値を更新
[2009/09/11 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/finance/090911010734.html

国家中央銀行が発表する銀行間平均為替レートは8月末から連続して上昇
してきた。9月9日時点でのドン・ドル為替レートは、正式に1ドル1万6,980 ドン
を上回り、1万6,981ドンとなった。更に9月10日朝には、銀行間平均為替レート
は1万6,983ドンとなった。

これにより商業銀行における米ドルの買値と売値も共に最高値を更新、1万
7,832ドンとなった。

銀行間為替レートが最も高かったのは2008年12月25日(1ドル1万6,989ドン)
であるが、その後2009年2月中旬までは、銀行間為替レートは1万6,980ドン
レベルを巡って変動していた。ただ変動率は・・・・

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03.噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。

　値嵩株の上昇が目立つ中、ダナンゴム(DRC)も再び上昇を続けていますが、
こうした噂もありました。

■DRC(ダナンゴム)■↑？

　DRCの7月の利益は360億ドン(約1億8,300万円)に達したと聞いている。その
ため、2009年下半期の利益は2,160億ドン(約10億9,600万円)となる可能性が
ある。そうすると下半期の1株利益(EPS)は1万3,000ドン、2009年度ではEPSは
2万4,000ドンとなる。株価収益率(PER)は4倍でしかない。9月に無償増資を発表
すると、その時には株価が20万ドン台に上昇してもおかしくない。カスミナ(CSM)
のEPSはDRCの3分の1しかないが、株価は8万ドンに近いということも支援材料だ。

04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は｢新・旧の調和｣です。

近代的オフィスビルが次々と建設されるホーチミン市。
しかし、多くの美しいコロニアル様式建築物もまた、
公的機関のオフィスや社屋として健在だ。

新旧のむやみな混在で、街の景観が台無しになってしまうのではないか！
と、サイゴン・ラバーとして心配してしまうのだが
もしかしたら、これは成功例かも知れない。

シンメトリカルにデザインされた新旧建築の見事な調和で
｢旧｣が｢新｣に負けることなく、威風堂々と際立っているではないか。

ホーチミン市、Nguyen Hue通りにて。

（photo by JC de B）

今回は、ここまでです。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」を宜しくお願いいたします。
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